作業服の始まり…いったい何時から?

作業着を着た女性 作業服

工場や工事現場などの職場で多く取り入れられている作業服やユニフォーム。

その職場に合った機能がついて、作業がしやすいように工夫されています。

この作業服は、いったいいつごろから始まったのでしょうか?

屋外作業におすすめの空調服

始まりは法被

股引作業服のルーツは、江戸時代にさかのぼります。

当時、火消しやとび職の職人さんが着ていた法被や股引が作業服の始まりと言われています。

火消しが着る法被には、家紋が入っていて、万が一事故が起こったときに個人が特定しやすいようになっていました。

 
また、とび職の職人さんは、腹掛けに股引スタイルで作業していました。

今でも、浅草などの観光地で人力車をひくお兄さんたちは、腹掛け、股引に法被姿ですね。


作業服の洋装化

江戸時代も終わる頃、軍服が洋装化され、それをお手本に洋服の作業着が作られるようになりました。

日清戦争(明治27年~28年)が始まったころ、活動しやすく連帯感が生まれるということで軍需工場で働く人達が作業服を着るようになりました。

 

開襟シャツ登場

終戦後、アメリカ軍の軍服をモデルに開襟シャツの作業服が取り入れられるようになります。

最初は、色も地味でダサいイメージの作業服でしたが、高度成長期ころから、鮮やかな色、様々な素材で作られるようになり、職種に合わせた作業服が作られるようになりました。

お揃いの制服を着ると、社員同士の連帯感や統一感が生まれるということで、作業服やユニフォームを取り入れている企業も多くあり、会社のイメージとして定着しています。

 

女性用の制服・作業服

女性の事務服は、最初の頃はスモックでした。

そう、あの幼稚園児が着ているようなストンとした上着です。

でも、あまりにもダサすぎですね。

 
高度成長期に入るとおしゃれな制服を取り入れる会社が増えてきましたが、90年代以降一般企業では減っています。

それでも、まだ銀行や受付など制服を着用している職種も多くあります。

最近はセクハラに配慮し、体のシルエットをあまり出し過ぎず、でも着たくなるようなおしゃれなデザインが増えています。

 
また、様々な職種で働く女性も増えたので、女性用の作業服も作られるようになりました。

今までは女性が少なかったせいもあり、男性用の小さいサイズを着用していましたが、より体に合った作業服を着られるようになり、色も女性が好む明るい色の作業服が出ています。

 

作業服の進化

以前はさほど種類のなかった作業着ですが、燃えにくい素材や通気性の良いものなど、その業種に合わせた作業着が作られるようになっています。

最近では、夏場エアコンを使えないような現場で働く人のために、空調服と呼ばれるファン付き作業着も販売されています。

法被から始まった作業服も年々進歩しています。

これから先もますます素材や機能にこだわった作業服が発売されるのではないでしょうか?